いつになっても、予約って緊張します
メンエスのみならず、いわゆる「風俗」でもそうですが、「フリー」と「指名」というシステムがありますよね。
「フリー」はその名の通り、セラピストさんを指定せずにお店に任せるもの。
指名にはさらに「パネル指名」と「本指名」があって、会ったことがなくHPなどの写真のみで指名した場合は「パネル指名」、一度会ったことのある方を指名する場合は「本指名」となります。
まあ、このあたりは今更説明するまでもないことでしょう。
メンエスに通うようになってからしばらく、私はほとんどフリーばかりでした。
理由は、割と仕事帰りにふらっとメンエスに行きたくなることが多く、前もって予約などをしなかったこともありますが、「予約電話の際にスマホの画面が見られない」というのも大きな要因でした。
少し説明すると、
スマホ画面を見て「○○さんよさそうだから指名してみようかな」とお店に電話して「今は○○さん埋まっています」と言われたら、
「じゃあ別の△△さん」と言うためにはスマホから他の出勤しているセラピストさんを見ないといけないんですけど、通話中だからその画面が開けないんですよね。
それを想定して、第3候補くらいまでの出勤中のセラピストさんの名前を記憶して電話をしても、話をしていくうちに名前がこんがらがり、本当は第3候補だったセラピストさんの名前をしょっぱなで言ってしまうといった失態をしかけた経験もあり、指名での予約電話は苦手なんです。
特に当時(9~10年前)はメンエス黎明期で、今みたいに予約システムなどが整備されていなかった記憶があり、「出勤情報はブログで当日公開」「予約受付は電話のみ」といったお店がほとんどでした。
そう考えたら、今は1週間分の出勤情報を出しているお店も多いし、ネット上で空き状況も見られるし、ネット予約もできるし、LINEでの予約相談もできるし、Twitterから姫予約なんかもできるしと、昨今のICT社会の進展がこんなところにも表れているなと感心します。
そんなこんなでしばらくフリーによるメンエス通いを繰り返していたわけですが、一つ疑問が出てくるでしょう。
「最初はフリーで入るとして、そこで気に入ったら次から本指名したらいいじゃん」と。
そのご意見はごもっとも。
ただ、そこにも私がなかなか指名にまで至らなかった理由があります。
前回の記事でも書いた通り、私は最初のメンエスでそれなりのサービスを受けてしまった結果、その頃はもう「それありき」での視点でしかメンエスを見られていなかったんですよね。
そして、実はそこまでのサービスをしてもらえる確率って、体感的には10%もなくて、しかもそこから雰囲気など気に入るセラピストさんに出会える確率となると本当に低いんです。
つまり、「また指名しよう」と思えるようなサービスをしてくれるセラピストさんに出会えずじまいだったため、なかなかフリーの呪縛から逃れられずにいました。
今思えば、「サービスの有無」だけでメンエス施術の良しあしを判断していた当時の自分はあまりに浅はかで、若かったなあと苦笑してしまいますが。
そんな自分も、ある時ついに、はじめて本指名を繰り返すセラピストさんに出会うこととなります。
なかなか特徴的な方だったので、また思い出話的に別記事で書いてみます。